【もったいない？】警察官を辞めるメリット・デメリット9選 | 後悔しない方法,スキルを活かせる転職先も

この記事からわかること

• 警察官を辞めるメリット5選
• 警察官を辞めるデメリット4選
• 警察官を辞めて後悔しない方法
• 警察官のスキルを活かせる転職

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警察官を辞めて後悔する人は少ない

警察官を辞める人は年間1万2,100人いる

警察庁の調査によると、警察官を辞める人は年間1万2,100人います。

離職率は1％と低いものの、実際に働いてみてギャップを感じたり、自分には向いていないといった理由で退職を検討する警察官は少なくありません。

警察官を辞める人が多いのは勤務や訓練が厳しいから

警察官は決して楽な仕事ではなく、たとえ夜間や休日であっても招集がかかれば応じる必要があるなど、厳しい場面に直面することもあります。

また犯人逮捕のため、剣道や柔道といった武道や逮捕術を習得しなければならず、これらの厳しい訓練を乗り越える必要があります。

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【もったいない？】警察官を辞めるメリット5選

メリット①：残業時間超過や休日出勤のストレスから解放される

警察官を辞めるメリット1つ目は、残業時間超過や休日出勤のストレスから解放されることです。

警察官はやりがいがある職種の一方で、休日であっても招集があれば応じる必要があり、振替休日もないため中々休息が取りにくいです。

一方で、民間企業は平日は出勤、土日は休みとハッキリ定まっている場合が多く、警察官を辞めることで、家族と共に過ごす時間や自分のために使う時間が増えやすいです。

警察官を辞めることで、いつ呼び出されるかわからないという緊張感が無くなるのは大きなメリットですよね。

以下に、実際に警察官として働く方の口コミを載せています。

厳しい規律や長時間勤務、ストレスの多い環境からくる精神的・肉体的な負担が問題視されています。このため、警察官のメンタルヘルスケアや職場環境の改善が課題となっています。

参考：openwork

メリット②：危険な目に遭うリスクが減る

警察官を辞めるメリット2つ目は、危険な目に遭うリスクが減ることです。

警察官は、その公務の特質上危険な事件を受けることもあり、中には怪我をしたり命を落とす警察官もいます。

もちろん警察官は自分の身を守るための訓練や、防弾チョッキなど安全のためのいろいろな装備を使うなどしてできるだけリスクがないよう対策していますが、他の仕事と比べるとやはり危険な目に遭うリスクを伴います。

以下のような口コミもありました。

危険な現場もあり、命をかける価値を見出すことができませんでした。自分の仕事が終わっていても同じ班の人に残務があれば帰宅する雰囲気もなく、無駄な時間を過ごすことが多々あります。

参考：openwork

メリット③：ライフスタイルに合った働き方が出来るようになる

警察官を辞めるメリット3つ目は、ライフスタイルに合った働き方が出来るようになることです。

警察官の中には、以下のような理由からライフワークバランスを諦める方も多いようです。

これらの条件が重なり「ブラックな職場」と考える人が増え、退職を考える人も増えるそうです。

メリット④：より良い待遇の仕事を探せる

警察官を辞めるメリット4つ目は、より良い待遇の仕事を探せることです。

警察官は激務の割に給与が低いと言われており、転職をすることでより良い労働環境（福利厚生や勤務時間など）に身を置ける可能性が高いです。

また、それに伴い現在と同等かそれ以上の給与を目指すことができます。

消防の試験受けて合格して今の仕事辞める夢見たけど、絶対あり得ないな。警察とか消防は日常的に責任が自己及び他者を死と直結してるのに給与低すぎて無理。ありゃあ本物のタフさと正義感ないと続かんよ。

— パ (@PasserbyJPN) May 23, 2015

メリット⑤：組織の上下関係や団体行動から解放される

警察官を辞めるメリット5つ目は、組織の上下関係や団体行動から解放されることです。

警察官は、他の公務員や民間企業と比べると古く保守的な考えを持っている人が多く、体制が古いことが多いです。

また、体育会系の雰囲気が残っているのも警察官という職種の特徴でもあるため、こうした縦社会や団体行動から解放されるというもの転職の大きなメリットになってきます。

一言でいえば、体育会系です。一つの目標に向かって皆んなが一体になって取り組みます。トップの舵取り次第ですので、下のものが違った意見など言えません。また、今は良くなってきましたが、定時退庁をするのに気が引けることが多々あります。（上司より先に帰ってはいけないなどの雰囲気がいまだに色濃く残っています。）休暇も、年間10日も取れれば良い方ではないでしょうか。100％週休を取ることも気がひける体質が残っています。滅私奉公の精神が強いです。

参考：openwork

また、他の人はこんなことを言っています。

良くも悪くも体制はかなり古い。体育会系の企業と捉えてもらって構わない。もちろん全員がそういうわけではなく、幹部のなかにもそういった体制に批判的なものもいるが、大部分は古臭い保守的な考えのものである。

仕事ができるかどうかも大事であるが、係内のチームワークが業務に非常に重要となってくるため、人間関係の構築は必須である。中にはやる気のない人間もちらほら散見されるため、適当な仕事に腹が立つこともしばしばある、

参考：openwork

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【もったいない？】警察官を辞めるデメリット4選

デメリット①：公務員の身分を失う

警察官を辞めるデメリット1つ目は、公務員の身分を失うことです。

一般的に、公務員は自治体や国家から身分を保障されているため、民間企業の会社員や個人事業主などと比較して社会的な信用度が高いです。

実際に、公務員として働いている方々はクレジットカードの発行や住宅ローンなども審査が通りやすい傾向にあります。

社会の景気に左右されにくい公務員は、急な倒産やリストラの心配がなく、安定して長期的に働きやすいと言えます。

以下のような口コミがありました。

警察官の強み：公務員であること

世間の不景気に流されない

コロナウイルスで不景気でも

満額給料が出た

社会的な身分がたかく、ローンが通りやすい

両親に喜んでもらえる

参考：openwork

デメリット②：警察官の専門的なスキルを活用できなくなる

警察官を辞めるデメリット2つ目は、警察官の専門的なスキルを活用できなくなることです。

警察官は、様々な専門性を持った警察官が協力しながらチームで進めていくため、以下のような能力を身につけることができます。

さらに、以下のような専門的なスキルを身につけることができます。

こうした専門的なスキルが身につく一方で、これらのスキルは民間企業では必要とされない場合もあります。

転職することで、これまで培ってきた経験・自分の強みが通用しない場面が出てくる可能性があります。

デメリット③：警察官という社会的な信用と信頼性を失う

警察官を辞めるデメリット3つ目は、警察官という社会的な信用と信頼性を失うことです。

警察官は医師や弁護士と並び人を守る仕事であり、子どもから大人まで警察官の仕事を知らない人はいないため、社会的信用度が非常に高いです。

また、悪を取り締まる立場である警察官はまさに「正義」を具現化した職業であるため、人々から憧れられるケースも少なくありません。

例えば職業を明かす場に立ち会った際、警察官であることを明かすと良いイメージを持ってもらえる可能性が高く、これは警察官の魅力の1つです。

以下のような口コミがありました。

入社を決めた理由：

安定している、社会的信用が高い、親が喜ぶ、人の為働くというやりがい

参考：openwork

デメリット④：安定した収入や福利厚生を失う

警察官を辞めるデメリット4つ目は、安定した収入や福利厚生を失うことです。

警察官の特徴として、収入が安定していることも志望理由として挙げられます。

また、民間企業や他の公務員に比べて福利厚生が充実していることでも有名です。

具体的には以下のような福利厚生が存在します。

【後悔しない！】警察官を辞める時にもったいないと思わなくて済む方法

方法①：まず部署移動を希望してみる

警察官を辞めるか迷っている場合、まず部署移動を希望してみるのもおすすめです。

都道府県で働く警察官の主な移動先は、都道府県内の警察署、交番、駐在所または警察本部ですが、その部署や部門によって働き方は様々です。

都道府県警察の機構は各自治体によって少しずつ異なりますが、地域、交通、刑事…など様々な部門から成り立っており、各部門に配置された警察官たちがそれぞれの任務に当たります。

部署移動をすることで、転職をしなくても警察官のままで自身の希望が叶った環境で働くことができる可能性があります。

方法②：一度休職して考えてみる

もし警察官として働く中で心身に支障をきたしていたり、仕事が忙しくゆっくりと自分の将来について考える時間が取れない場合には、一度休職して考えてみることもおすすめです。

有休や夏休の他、心身の病気の場合、90日間病気休暇を取ることができます。

この90日間の間は給料が満額出て、その後の休職では1年以内は80％の額の給料が出ます。

また最大3年間の休職が認められており、3年以内であればいつでも公務員としての職務に戻ることが可能です。

公務員である警察官はこうした各種制度も手厚いため、いろいろと調べて検討してみて自分に合った制度を利用してみるのもいいかもしれません。

方法③：警察官のスキルを活かせそうな仕事を探してみる

警察官を辞めて次の仕事を探す場合、警察官のスキルを活かせそうな仕事を探してみるのもおすすめです。

もし警察官を辞める選択肢を取った場合でも、警察官時代に培ったスキルや能力が失われるわけではありません。

どの業界・職種でも必要とされるコミュニケーション能力の他にも、例えば人並外れた正義感や激務に耐え得る体力・逮捕術、人助けをすることに喜びを感じるといった仕事への熱意は警察官ならではのスキルです。

こうしたスキルが活かせる仕事を探すことで、1年目からの仕事での活躍が期待できます。

方法④：経済的な準備を整えてから退職する

仕事を辞める前には、経済的な準備を整えてから退職することも大切です。

一口に辞めると言っても、お金を稼がなければ生活できません。

一定額貯金を貯めてから辞めるなど、事前の準備が必要です。

例として、退職手当について事前に調べておくことも大切です。

警察官は公務員であるため、退職手当が民間企業で働く人にとっての失業保険の代わりになります。

こうした制度についての確認・把握を在職中に行うことで、スムーズに退職することができ、新しい仕事への準備に専念することができます。

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元警察官を活かせる転職先一覧

転職先①：警備会社

警察官退職後の転職先1つ目は、警備会社です。

警察官と警備会社は人の安全を守る仕事という点で共通しており、また巡回や交通整理といった業務内容も似ています。

警備会社に転職することで、即戦力として活躍できる可能性があります。

転職先②：災害・安全管理のコンサルタント

警察官退職後の転職先2つ目は、災害・安全管理のコンサルタントです。

災害・安全管理のコンサルタントは、職場での労働災害、職業性疾病の未然防止や再発防止対策の方法・考え方に関する助言を行う専門家です。

人々の安全を守るという点で警察官と共通しており、警察官としての仕事の延長線上にある仕事とも言えます。

転職先③：救命救急士

警察官退職後の転職先3つ目は、救命救急士です。

病院へ搬送の途中の救急車の中で、生命の危険のある病人やけが人に対して救急救命措置をする救急救命士は、現場での適切な処置や素早い判断能力が求められます。

人助けをすることに喜びを感じられる人が多い警察官には向いている仕事なので、警察官の次の転職先としておすすめです。

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警察官を辞めることに関するよくある質問

質問①：警察官を辞めるための退職理由はどういえばいいの？

警察官を辞めるための退職理由は、家庭の事情や自身のスキルアップといった転職先を軸に伝えることをおすすめします。

退職理由を伝えるとき、状況によっては建前を述べた方が円満になることもあります。

例えば退職理由が、仕事がキツイ、人間関係の悪化といったネガティブなものだった場合、正直に伝えてしまうとトラブルに発展する可能性があります。

退職に伴うトラブルは退職日に影響することもあるため、できるだけ穏便に退職することが理想です。

以下に、実際に警察官として働いた方の口コミを載せています。

給料は良く、地域は4交代だから予定はたてやすい。

しかし、内勤希望が無くこの先ずっと地域で働くのを考えるとキャリアアップの為に転職をした方がいいのではと考えました。

公務員は良くも悪くも、最低限の仕事をしていればいい給料を貰えます。若手の内はほとんどがやる気に満ち溢れていますが、40を超える人達は体力面でしんどいのか消極的な働き方に変わってしまいます。

もちろん人によりますが、そんな人達を見ていると、よりこの組織を出たくなります。

若い内に転職してキャリアアップする方が今後の人生にいいと私は思ってしまいました。

参考：openwork

質問②：警察官を辞めるためには面接が必要？

結論から述べると、面接は必ずあるわけではないです。

働いている県警などによっても異なってきます。

とはいえ、円満に退職してスムーズに次の転職活動を行いたいですよね。

例えば面談という形で直属の上司に時間を作ってもらい、報告するのも一つの手です。

他にも人事のヒアリングのタイミングや部署移動の際の面接などがありますが、これらは職場環境によっても異なってくるため、自分にとって最適なタイミングで上司に報告するのがおすすめです。

質問③：30代や40代からでも警察は辞めれる？

結論から述べると、辞められます。

実際に警察官を辞めた人の口コミを見ていくと、在籍15~20年、または20年以上の人でも警察官を退職していることが分かります。

警察官である以上、一部の部署や特定の階級以外は夜勤も伴う勤務が定年まで続く。交番勤務の時の話であるが、退職間近のベテランにとっては夜勤は大変辛そうに感じた。給与面では恵まれていると感じているが、定年延長の噂があったこともあり、このままで良いのかと思い退職を決断した。

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まとめ：警察官を辞めるともったいないと思う人は少ない！じっくり考えて決断しよう

いかがでしたか？

この記事では【警察官を辞めるメリット5選、警察官を辞めるデメリット4選】について解説しました。

あわせて警察官を辞めて後悔しない方法、スキルを活かせる転職についても紹介しました。

また警察官退職後の転職先についても説明しました。

警察官を辞めるともったいないかは人それぞれです。

じっくりと考えてから、自分に合った道を判断するようにしましょう。