日本IBMの平均年収は915万円 | 転職難易度,残業時間,離職率,福利厚生,ボーナスも

【徹底解説】日本IBMの平均年収,給与推移について

日本IBMの平均年収は「915万円」、業界では圏外

日本IBMの平均年収は、約915万円です。

日本IBMは外資系の企業であると同時に、業績の好調も相まって高い年収となっています。

しかし、「SIer、ソフト開発、システム運用」の企業別平均年収ランキングでは圏外となっています。

これは、日本IBMの業績悪化やBAND制度による昇給の制限などが影響しているようです。

以下に収入の高い会社についての記事をまとめましたので参考にしてみてください。

【年齢別】新卒,3年目,30歳,40歳,50歳

日本IBMの年収は、各年齢ごとでも大きく異なっています。

まずは、年齢別の年収を見ていきましょう。

※引用：日本IBM：年収データ

日本IBMの平均年収の推移を見てみると、新卒後の推移こそ緩やかですが、30歳からは10年間で約100万円から300万円の幅で上昇していることがわかります。

平均年収の年齢ごとの推移は、約50万円から100万円となっているので年齢による上昇幅は大きいといえるでしょう。

日本IBMでは、職種やポジションによって年収に幅があるため同じ年齢でも差は生まれています。

職種やポジションによる年収の変化は次のセクションで紹介していきます。

【職種別】エンジニア,SE,コンサルタント,営業,プロジェクトマネージャーなど

採用される職種によっても年収は変わってきます。

現時点で採用を予定している日本IBMの職種は、コンサルタント、エンジニア、営業、データサイエンティスト、デザイナー、研究員となっています。

では、年収の違いを見てみましょう。

※引用：Openwork

営業職、マネージャー職が他に比べて高い年収になっているようですね。

転職を考える大きな理由の1つに、年収のアップというのは上がってくると思います。

学生時代や前職で培った能力を、年収につなげられるよういろいろなポジションを候補に入れてみるのもいいかもしれません。

【他社比較】アクセンチュア,NTTデータ,野村総合研究所,富士通など

日本BMIなどのクライアントの業務を把握・分析し、課題解決のためのコンサルティングからシステムの設計・開発・運用・保守までを請け負うサービス事業者のことをSIerといいます。

ここでは、Slerの中でも人気のある企業について解説します。

それでは、年収による比較を見てみましょう。

各会社によって平均額に差が出ていますね。

業界でもトップクラスの業績を持ち、高い収益率を維持している野村総合研究所は高い位置で推移しています。

野村総合研究所の営業利益が1,118億3200万円（2023年3月決算）であるのに対し、日本IBMは577億円（2024年3月決算）となっていました。

このことから営業利益の値が年収に直結するわけではないですが、高い営業利益が出せている企業は高い年収をもらえると考えられます。

その他の企業についても少し見ていきましょう。

アクセンチュア

アクセンチュアは、外資系の総合コンサルティング会社です。

世界最大規模で、世界120か国以上での業務実績があります。

アクセンチュアでは

• プロダクト
• コミュニケーション・メディア＆テクノロジー
• ファイナンシャルサービス
• ヘルス＆パブリックサービス
• リソース

の5領域において、バランス良く幅広いサービスとソリューションを提供しています。

強みとしては、ITを利用したデジタル領域でのソリューションがあげられます。

社風としては、顧客に寄り添うことに重きを置いており密にクライアントとコミュニケーションをとることを大事にしています。

NTTデータ

NTTデータは、日本最大規模のシステム開発会社です。

NTTデータは事業分野として主に

• 公共・社会基盤
• 金融と法人
• ソリューション

の3つの領域と「EMEA（欧州・中東）・中南米」「北米」「日本・APAC（アジア太平洋地域）」の

• 海外へのソリューション提供

を行っています。

その中でも特に公共・社会基盤の分野においては、日本をITの面から動かす大規模プロジェクトに携わることができます。

NTTデータは、海外進出に力を入れているため海外での駐在を希望するの場合はおすすめです。

野村総合研究所

NRIは事業分野として大きく

• コンサルティング
• 金融ITソリューション
• 産業ITソリューション
• IT基盤サービス

の4つの領域に分かれています。

時にはコンサルティングとITソリューション、ITソリューションと基盤が協力しながら顧客にとって最適なソリューションを提供しています。

現在は、産業ITソリューション部門に力を入れており、全ての部門で売上を伸ばしています。

社風としては、ライフワークバランスの向上にちからをいれているため、自身の生活と仕事を両立させる環境が整っています。

富士通

富士通は事業分野として大きく

• テクノロジーソリューション
• デバイスソリューション
• ユビキタスソリューション

の3つの領域に分けてサービスを提供しています。

この中でも特に、自社製品を用いて課題解決を行うテクノロジーソリューションが大きな売上を占めています。

また、他の分野の業績が低迷する中で唯一デバイスソリューションの分野は業績を伸ばしています。

社風としては、ザ・日系メーカーのような、協調性重視、終身雇用、緩やかな昇進スピードを兼ね備えた企業だといえます。

日本IBMは、ソフトウェア・コンサルティング部門に加え、ハードウェアやインフラの面でも強みを持っています。

それに比べ他社は、IT、公共、産業、テクノロジーソリューションなど各社の強みとなる部門を持っています。

一概にSIerといっても、会社理念と強みが違えば、働き方やクライアントとのかかわり方も変わってきます。

自分の得意分野や、理想の職場環境を想像して会社を選ぶことが重要です。

また、企業の強みである職種なら他の職種に比べても高い年収になります。

企業と職種の選び方でも年収に大きく影響してくるので、入念に下調べをしておきましょう。

【やばい？】日本IBMの働き方はホワイトなのか、口コミも紹介

【結論】日本IBMはホワイト企業（OpenWork総合評価：4.21/5）

結論、日本IBMはホワイト企業のようです。

OpenWorkの総合評価でも4.21という数値が出ています。

これは、上位1％に当たる数値で非常に高いことがわかります。

また残業、福利厚生、ボーナスなどにおいて高い評価を得ていることからホワイト企業といってよいでしょう。

離職率：非公開だが、一定数離職する人がいる

離職率についてですが、非公開になっているようです。

ここでは、離職を考えた方、離職された方のコメントを紹介します。

短期の目標にコミットしなければならない本社から派遣されるマネジメント層が、短期で業績を向上させる施策であるコストカットを繰り返した結果、報酬が伸びない状況や社員のモチベーション低下を招いていた。業績が悪い時には昇給、昇格の凍結などがあった。

業界比較をしたときに、同程度の案件や働き方にもかかわらず給与が低いと思います。

※引用：OpenWork　日本IBM口コミ

バンドが上がらないうちは昇給が厳しいため、そこまでの過程の中で退職を考える職員が多いようです。

また、そもそも業績の悪化によるコストカットの影響を受けているという意見もあるようです。

残業時間：35.1時間

日本IBMでは、残業時間は35.1時間です。

社風として、柔軟な勤務体系が提供されているためライフワークバランスが保たれた働き方ができます。

参画しているプログラムにもよりますが、基本的にほとんど残業なしで働くことができます。

リモートワークで働くことが多いため、自分の時間を確保しながら働くことができます。

事前に就業時間での帰宅理由を伝えていれば、残業になることはないようです。

また、毎月日本IBMの各事業所で行われている安全衛生委員会で長時間残業者の人数を把握し、問題がある場合産業医による健康対策を行っています。

ただ、プロジェクトや業務の進捗状況によって残業となる場合はあるようです。

残業を強制はしませんが、長時間働くことに対して抵抗がない人が多いというのが実情のようです。

長時間働くことに対して抵抗がない人が少ない印象です。在宅業務という理由もあったかもしれませんが、20時や21時に会議なんてこともざらにありました。土日や深夜、休日に仕事をしている人もいましたがそれに疑問を持たない人が多いイメージですね。

営業やマーケティング部門は比較的ライフワークバランスを取りやすいです。プロジェクトにアサインされるような職種に入ると休日出勤や残業が当たり前になってくると思います。

※引用：OpenWork　日本IBM口コミ

社内の雰囲気として、働くことが大好きな人が集まっているというのが正直な印象です。

会社のために、プロジェクトのために自分がなせることを全うするという理念が根付いているように感じます。

福利厚生：充実している

日本IBMの福利厚生は以下のようになっています。

• 各種社会保険
• 確定拠出年金
• ボランティア休暇
• 育児休業（最長2才まで）
• 介護休業 他

大きな規模の企業だけあって、一般的な福利厚生は取りそろっています。

※引用：日本IBM　HP

育児休暇や提示帰宅はしやすい環境になっています。申請をしておけば拒まれることはありません。

※引用：OpenWork　日本IBM口コミ

家賃補助/住宅手当：家賃補助はない

日本IBMの家賃補助・住宅手当についてですが、支給はされてないようです。

2013年に借上げ住宅制度も廃止されているため、現状家賃に対する補助はない状況です。

ボーナス：賞与は年2回、特別ボーナスあり

賞与は年間2回、業績によっては特別ボーナスが支給されます。

また、IBM独自のBANDと呼ばれる等級制度によっても変化するようです。

毎年の昇給やボーナスはBANDの水準の範囲内で決定します。

BANDを上げると大きく年収やボーナスが上がりますが、逆に上がらないと頭打ちとなってしまいます。

働く環境：「健康経営優良法人2023(大規模法人部門)」に認定

日本IBMは、「健康経営優良法人2023(大規模法人部門)」に認定されていつので、働く環境は良いといえます。

社員が持てる能力を最大限発揮できるよう、職場環境を整えています。

有給休暇取得率：53.3%

日本IBMの有給休暇取得率は53.3%です。

日本の有給休暇取得率が62.1％となっているので、低い水準であるといえます。

これは、先にも述べたように仕事に対して愛を持っている人が多いことによるものだと思います。

仕事をこなすためなら、休日でも残業でもして結果を出すという志の高い社員が多いことでこのような結果になっているのでしょう。

ただ、社内のでは有給休暇を申請しづらい雰囲気はないようです。

子育てや旅行等外せない用事がある場合は、先に申請していることで定時に帰ることは可能です。

基本的に、有給休暇の取得が嫌がられることはありません。

また、GWやお盆などの一般的な連休に合わせて休暇を申請することが推奨されています。

フレキシブルな働き方を推奨しているため、普段の勤務時間の調整によって休暇の申請をしない社員が多くいるのかもしれませんね。

日本IBMの転職/中途採用難易度

【結論】日本IBMの転職/中途採用難易度は高い

結論、日本IBMの転職/中途採用難易度は高いです。

人気の企業でもありますし、専門的な職種での募集が多いために応募条件も一般職に比べて厳しくなってくるからです。

ただ、日本IBMは2021年に中途採用枠を大幅に拡張しました。

それによって転職難易度に変化が起きているのも事実です。

転職/中途採用を考えている方は、こまめに企業ホームページを確認するようにしましょう。

理由①：日本IBMは転職人気企業ランキングで30位だから

1つ目の理由は、転職人気ランキングで30位にランクインしているからです。

社会人が選ぶ転職人気ランキングは、上位にトヨタ自動車やGoogleなどが名を連ねているランキングです。

世界的にも有名な技術の高さや、グローバル基準な社内の雰囲気の中で働きたいという意見からこの順位にランクインしたようです。

昨年からも7つ順位を上げているので、転職難易度としては高い位置にあることがうかがえます。

理由②：求められる能力・経験が高いから

2つ目の理由は、求められる能力・経験値が高いからです。

日本IBMは業界でも上位に位置する企業です。

一社員に求められる能力は高く、中途採用で採用されるとなるとさらに高い要求をされることになります。

中途で入っても、現社員たちと同等に、または補強戦力として働く能力と経験値が必要になってきます。

補足：中途採用数1000人を目標としている

ただ、日本IBMでは中途採用枠を大きく増やし1000人としています。

DXの推進に力を入れるため、情報システムや人工知能に精通した社員を多く受け入れていきたいというのが目的のようです。

大手各社も高度人材を確保するために中途採用枠を増やしていますが、1000人規模での募集は国内ITでは最大級です。

その他IT企業の平均年収に関する記事一覧

日本IBMへ転職しやすい企業について

大手コンサル企業（アクセンチュア）→日本IBM

日本IBMに転職した人の前職のひとつに、大手コンサル企業があります。

日本IBMも企業コンサルティング業務を多く行っています。

また、業界の専門知識を持ったコンサルタントはとても重宝されるので転職の際に多く採用されているようです。

※引用：https://www.career-finder.jp/companies/291/to_precedents

日本IBMに転職するための対策法

対策法①：職務経歴書を日本IBMで評価されるように作り込む

日本IBMに転職するための対策法1つ目は、職務経歴書を日本IBMで評価されるように作りこむです。

転職活動をするときに何度も書くであろう職務経歴書ですが、エントリーの際に使いまわしていませんか？

企業によって求めているスキルや、企業に対する熱意、自己アピールするポイントなどは変わってきます。

各企業に合わせて、1社ずつかき分けていくのがいいでしょう。

日本IBMのホームページにはこのような記載があります。

自分の経験を踏まえて、どのような意図で日本IBMを志望したのかを明確にしましょう。

経験の示し方としては、

• 経験した業務内容
• 長所となっているスキル
• 成果
• 自己分析

という点をまとめると企業にも伝わりやすいと思います。

一番大事なのは、自分がどれだけの専門性をもって入社できるかを示すことです。

対策法②：退職理由・転職理由・志望動機を明確にしておく

日本IBMに転職するための対策法2つ目は、退職理由・転職理由・志望動機を明確にしておくです。

企業がこのような質問をする背景には、以下のような理由があります。

転職者が新卒と大きく違うのは、一度前職をやめた経歴があるということです。

前職をやめるに至った経緯が、再就職した後も起こりうる内容であった場合、企業は採用しづらい印象を持ちます。

なぜ一度辞職し、日本IBMで再就職をしたいのかを明確にしておくことは採用に近づくために必要です。

対策法③：前職でのキャリアとこれからのビジョンを答えられるようにする

日本IBMに転職するための対策法3つ目は、前職でのキャリアとこれからのビジョンを答えられるようにするです。

理由は、過去の面接で聞かれているからです。

例えば、日本IBMは自社にない考え方やスキルを持った人材を求めて中途採用募集を題しています。

そのため、前職でのキャリアを日本IBMでどう生かせるのかを答えられれば、採用時に大きなアドバンテージになります。

自分だからできること、自分だから日本IBMにもたらすことができる利点をアピールしましょう。

対策法④：IT/SIer業界に強い転職エージェントを利用する

IT/SIerの業界知識を持っているメンターの方によるサポートを受けられるからです。

IT/SIerに強いおすすめの転職エージェントはレバテックキャリアです。

レバテックキャリアでは24,000件以上ある求人の中から、大手企業だけでなく、事業会社・プライムSIer・ITベンチャーなど幅広い企業を紹介してくれるため、以下のような人はぜひとも利用してほしいサービスです。

対策法⑤：ハイクラス向けの転職サイトを利用する

ハイクラス転職とは、高い年収ややりがいのある仕事を見つけられる転職サイトで、コンサルティング業界や金融業界、外資系企業などの企業が多く登録されています。

そのため、日本IBMのような高収入の企業に転職したい方には、ハイクラス向けの転職サイトを利用するのがおすすめです。

おすすめのハイクラス転職はDodaXです。

ヘッドハンターとは、企業を紹介する人のことです。

DodaXのヘッドハンターは、各業界に精通しており、完全無料で応募・面接日程調整から選考対策までサポートしてくれます。

以下にDodaXがおすすめな人を紹介しているので、ご自身に当てはまっていないか確認してみましょう。

日本IBMに関するよくある質問

質問①：日本IBMは激務・やめとけと言われている理由は？

日本IBMに関するよくある質問1つ目は、”日本IBMは激務・やめとけと言われている理由は？”です。

結論としては、日本IBMの勤務量、働き方の感じ方は個人によるというところです。

日本IBMの社風として、自分から行動していく人が多いようです。

仕事に関しても、学びに関しても常に全力な社員が多くいます。

そのため、指示をもらうまで待っている受動的な人や与えられた仕事をこなすだけで、周りの熱量に同調できない人にとっては激務と感じることがあるようです。

質問②：日本IBMの勤務地は？

日本IBMに関するよくある質問2つ目は、”日本IBMの勤務地は？”です。

日本IBMは2024年1月に東京・虎ノ門の「虎ノ門ヒルズステーションタワー」に移転したため、本社は東京・虎ノ門にあります。

首都圏だと、箱崎と丸の内にも事業所を構えています。

首都圏以外だと、千葉、京都、大阪、愛知、広島、福岡など全国各地に事業所が構えられています。

質問③：日本IBMは残業代も支給される？

日本IBMに関するよくある質問3つ目は、”日本IBMは残業代も支給される？”です。

結論、残業代は支給されません。

しかし、日本IBMではみなし残業として営業手当に含まれている形なので、実質残業手当はあるといえるでしょう。

まとめ：日本IBMへ転職できるようにしっかりと対策しよう

いかがでしたでしょうか。

日本IBMへの転職/中途採用情報をまとめてきました。

日本IBMは、熱意にあふれた社員の多い大手企業です。

転職するのは容易ではありませんが、採用が決まった暁にはやる気にあふれた環境で自分の能力を存分に発揮できる会社です。

ぜひ記事の内容を参考にして、転職活動に役立てていってください。

キャリアジャーナルでは、今後も就職/転職に役立つ情報を発信していきますのでご期待ください。