ZOZOの平均年収は550万円 | 転職難易度,残業時間,離職率,福利厚生,ボーナスも

ZOZOの平均年収,給与推移について

ZOZOの平均年収は「550万円」と平均的

ZOZOの平均年収は「550万円」と情報通信業界内では平均的です。

2022年の日本全体の平均給与は458万円です。

これは国税庁が発表した「令和4年分 民間給与実態統計調査」に記載されています。

以下には、全国や情報通信業界の平均との比較も記載しています。

IT業界全体の平均年収が高いこともあり、ZOZOの平均年収は、全国平均を上回っています。

参考：OpenWork　株式会社ZOZO

【年齢別】新卒,3年目,30歳,40歳

ZOZOの年齢別の平均年収は以下のようになっています。

新卒であっても、能力に応じて年収が決められていることが分かります。

ただ、同業界他社に比べると給与の伸びは小さいようです。

参考：OpenWork　株式会社ZOZO

ZOZOの給与は（基本給＋職能給＋在宅手当）で構成されています。

ここで注意しておきたいのは、一般によく知られている「ZOZO」と「ZOZO NEXT」の2つの企業があることです。

なお、当記事では「株式会社ZOZO」のみを取り上げます。

【職種別】エンジニア,営業,バックオフィス

ZOZOの職種別平均年収は以下の通りです。

ZOZOでは、職種による年収の違いは大きくないようです。

参考：OpenWork　株式会社ZOZO

【他社比較】やや低い（楽天グループ,メルカリ,Amazonなど）

ZOZOは、大手ECサイトと比較するとやや低いと言えます。

ZOZOと同業界他社の平均年収は以下の通りです。

参考：楽天　Amazon　株式会社メルカリ

ECサイトを手掛ける企業の内、同業他社としてBtoBtoCを行う企業（楽天グループ・Amazon）、CtoCを行う企業（メルカリ）と比較しました。

【やばい？】ZOZOの働き方はホワイトなのか、口コミも紹介

【結論】ZOZOはホワイト企業（OpenWork総合評価：3.64/5）

ZOZOはホワイト企業であると言えます。

なぜなら、ZOZOは社員の口コミを集めたサイト「OpenWork」の総合評価で3.64/5点であるからです。

OpenWorkの総合評価ランキングで上位2％にランクインしており、特に「風通しの良さ」「社員の相互尊重」が高いです。

社員の口コミには、「相互尊重」や「仲の良さ」が垣間見られました。

「好き」を大切にする文化で、ブランドやサービス、周囲の人たちに愛を持って接する事を大事にしている会社。

そのためもあって、自身の周囲では好きなブランドなどを伝えている人は担当ブランドにしてもらえていることが多い。

参考：OpenWork　株式会社ZOZO

良い人が多い。

少なくとも自分はギスギスした雰囲気を見たことがない。

社内チャットのやり取りでも、絵文字を使ってのコミュニケーションを取ったりとカジュアルに会話を出来る雰囲気。

参考：OpenWork　株式会社ZOZO

洋服好きな人が集まっていて、基本的に優しくて穏やかな人が多い。

本当に温かみのある会社で、とても自由度が高く、今後もずっと付き合っていけるような友人関係も築くことができる。

参考：OpenWork　株式会社ZOZO

福利厚生：フルフレックスや時短制度など「柔軟な働き方」を支援

ZOZOでは自分と家族のための柔軟な働き方が可能であると言えます。

まず、フルフレックスや副業OKといった制度があり、社員自身が働きやすい環境が整えられていると言えます。

次に、社員が家族との暮らしを尊重できるような、リモートワーク制度や「家族時短制度」があります。

ここからは、ZOZOの福利厚生をカテゴリー別に紹介します。

特に「フルフレックス制度」は、コアタイムがないため、月間の所定労働時間を満たしていれば、1日あたりの勤務時間を自由に選択することができます。

離職率：5.3%と低い（全国平均10~15%）

ZOZOの離職率は5.3％です。

離職率の内訳は、男性が1.6%、女性が3.7%です。

日本の平均離職率は10〜15％と言われているため、5.3％という数値はかなり低く、ホワイト企業であると言えます。

離職率が低い理由として、男女ともに生活スタイルに合わせた働き方が可能な点が挙げられます。

実際にZOZOでは、男女ともに、育児休業取得後の復職率は100%です。

子育てしながら働いている人もいる。

フルフレックスで中抜けも可能なため、子供の送り迎えをしてから仕事を再開するなど柔軟に働ける印象がある。

子供の送り迎えを男性が担当しているケースも見られる。

参考：OpenWork

産休や育休はとりやすいようでしたし、いい人が多く、周りの人たちもそういった理由で休んでいる女性社員に全く文句は言いません。

むしろ文句を言う人がいるとその人が反感を買うくらい、みんな協力的でいい人たちばかりです。

参考：OpenWork

ボーナス：80万円を年2回

ZOZOのボーナスは年に2回＋決算賞与が付与されます。

ボーナスは役職に関係なく、全員一律で80万円が支給されます。

社員の口コミを掲載したOpenWorkによると、ZOZOの決算賞与は80～100万円ほどが支給されるようです。

働き方：珍しい週休3日制度がある

ZOZOでは、選択的週休3日制を導入しています（ホスピタリティ本部のみ）。

基本は週休2日ですが、1日10時間×週4日で週休3日にすることもできます。

どちらにするかは、半年に1度選択できるようになっています。

参考：ZOZO

残業時間：16.4時間（全国平均13.8時間）

ZOZOの残業時間は16.4時間です。

日本の平均残業時間は13.8時間であるため、やや長いと言えます。

参考：OpenWork / 厚生労働省「毎月勤労統計調査　令和４年分結果確報」

ただ、部署によって体感には違いがあるようですので、以下の口コミを参考にして下さい。

残業はほとんどないと言っていいほどありませんでした。

部署にもよりますが、みんな定時を過ぎると続々と帰っていくので、「同僚が帰らないから帰りづらい」といったようなこともありませんでした。

（職種：デザイナー）

参考：OpenWork　ZOZO

有給や時間給などはとりやすいが、基本的に残業が多く、残業を減らそうという文化はない。

仕事量も非常に多いため、平日は追われることが多い。

（職種：営業）

参考：OpenWork　ZOZO

ほとんどの口コミで「残業は少ない」とある一方で、残業が著しく多い部署もあるようです。

家賃補助/住宅手当：月5万円支給

ZOZOの家賃補助/住宅手当は、エリア指定なしで毎月5万円が付与されます。

日本平均の家賃補助が1〜2万円程度であることに比べて、月5万円付与の待遇はホワイト企業であると言えます。

ZOZOでは、「全国在宅勤務制度（エンジニア・デザイナーなどの開発部門に限る）」も採用しています。

有給休暇取得率：79.9%（全国平均62.1%）

ZOZOの有給休暇取得率は、79.9%と平均よりも高いです。

全国の年次有給休暇取得率は62.1％であったことがわかっています。

これは厚生労働省が発表した「令和５年就労条件総合調査の概況」に記載されています。

様々な国籍の人がいて、その方々の休み方がダイナミックなのに釣られて、2週間休みみたいなことをする人も結構います。

参考：OpenWork

ZOZOの転職/中途採用難易度

【結論】ZOZOの転職/中途採用難易度は「やや高い」

結論から述べると、ZOZOの転職/中途採用難易度はやや高いです。

その理由は、ZOZOは転職市場において人気の企業であるからです。

以下でさらに詳しく解説しているのでぜひ読んでみてください。

理由①：職種によっては経験年数が求められる

ZOZOの転職/中途採用難易度が「やや高い」理由1つ目は、一部職種は経験年数が求められるからです。

以下に、職種別に必要な経験年数を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

理由②：転職人気企業ランキングで上位だから

ZOZOの転職/中途採用難易度が「やや高い」理由2つ目は、転職人気企業ランキングで上位の会社であるからです。

dodaによる「転職人気企業ランキング2023〈総合〉」にて58位にランクインしているからです。

サービス規模の大きい楽天とAmazonジャパンがランクインした理由として、「世界水準」「グローバル」といった言葉がありました。

目標が必ずしも国外というわけではない方にとっては、ZOZOも十分に魅力的な企業であると言えます。

プラス：中途採用割合が71.3%と高い

ZOZOによると、国内における中途採用割合は71.3%です。

従業員数が1000～5000人未満の企業の場合、新卒と中途採用者の比率は59.6%：40.4%です。

これは、厚生労働省が発表している「中途採用に関する情報公表について（労働施策総合推進法関係）」に記載されています。

ZOZOの中途採用割合71.3%は、全国平均40.4%と比べると非常に高いことが分かります。

ZOZOでは、中途採用者数が多いため、転職は不可能ではないでしょう。

その他IT企業の平均年収に関する記事一覧

ZOZOへ転職しやすい企業について

IT業界（アドベンチャー）→ZOZOへ転職

ZOZOへ転職した方の前職として、IT業界があります。

参考：ONECAREER　PLUS

IT企業→ZOZOへ転職

ZOZOに中途入社した富田壮一郎氏の実際のインタビューから抜粋させていただきました。

インタビューの全貌が気になる方は、ZOZO公式の「エンジニア/デザイナーの私がZOZOに中途入社した理由」をご覧ください。

私はZOZOの、“組織の一体感”が大好きです。企業にはそれぞれビジョンやミッションがありますが、それが全社レベルで浸透している企業は非常に少ないと思っています。

規模が大きな会社であれば、なおさらです。

ZOZOはどうかというと、すべてのスタッフが「ファッションで世界中をカッコよく、世界中に笑顔を。」という企業理念に共感できているように思います。

事業会社→ZOZOへ転職

ZOZOに中途入社した福岡明彦氏の実際のインタビューから抜粋させていただきました。

インタビューの全貌が気になる方は、ZOZO公式の「エンジニア/デザイナーの私がZOZOに中途入社した理由」をご覧ください。

インタビュー内では以下のようなことも語っています。

ユーザー体験とビジネスのバランスは難しいと思いますが、トライ＆エラーで経験を積むことができるのがZOZOグループの良いところだと思います。

自分の働き方次第で、挑戦できるし、チャンスを与えてくれる会社だと感じています。

ZOZOに転職するための対策法

対策法①：職務経歴書をZOZOで評価されるように作り込む

ZOZOに転職するための対策法1つ目は、職務経歴書をZOZOで評価されるように作り込むことです。

職務経歴書は使いまわせると思っていませんか？

コスパは一見悪いように思えますが、職務経歴書は1社ずつ書き分けるようにしましょう。

なぜなら、企業によって求められる能力やスキルは異なっており、企業に合わせてアピールするポイントは異なるはずだからです。

ZOZOでは「ファッション熱」「技術力」が求められています。

社員の多くが、「社員には総じて良い人が多い」と語っていることからも、社風との親和性は見られているでしょう。

具体的には、「ファッションについてどう思うか」「磨いていきたい技術はあるか」といった質問を想定して、回答を準備しておくと良さそうです。

特にエンジニア採用の場合、技術面接のような内容になることも想定されます。

ZOZOの面接は、カジュアルな雰囲気で進み、詰問される可能性も低いです。

すぐに言語化できるように、過去の開発経験を棚卸しておくと良いでしょう。

対策法②：退職/転職理由・志望動機を明確にしておく

ZOZOに転職するための対策法2つ目は、退職/転職理由・志望動機を明確にしておくです。

企業がこのような質問する意図としては、以下のようになっています。

これらを答える際に嘘をつく必要はありませんが、面接官にZOZOで活躍できるイメージをアピールできるような内容を伝えるようにしましょう。

対策法③：社風との親和性をアピール

ZOZOは特に「人柄」を重視しているため、社風との親和性をアピールしましょう。

エンジニアを含めて、全ての職種において共通して「ZOZOの社風と合うか」が重要視されているようです（参考：転職会議）。

ここでは、ZOZOの特徴的なカルチャーについて一部ご紹介します。

「自分も同じようなこと考えてたな」と思う項目を、面接にてアピールすると良いでしょう。

特に「いつも心に愛を」について、ある社員の方は「相互尊重」「自分自身を愛すること」と捉えてらっしゃいました。（参考：ZOZO「自分を愛する気持ちで、世界中をカッコよく、世界中に笑顔を。」）

ファッションや他者に対する「尊重」をアピールすることができれば、ZOZOの社風との親和性を理解してもらえそうです。

対策法④：IT/SIer業界に強い転職エージェントを利用する

ZOZOに転職するための対策法4つ目は、IT/SIer業界に強い転職エージェントを利用するです。

IT/SIerの業界知識を持っているメンターの方によるサポートを受けられるからです。

IT/SIerに強いおすすめの転職エージェントはレバテックキャリアです。

レバテックキャリアでは24,000件以上ある求人の中から、大手企業だけでなく、事業会社・プライムSIer・ITベンチャーなど幅広い企業を紹介してくれるため、以下のような人はぜひとも利用してほしいサービスです。

対策法⑤：ハイクラス向けの転職サイトを利用する

ZOZOに転職するための対策法5つ目は、ハイクラス向けの転職サイトを活用するです。

ハイクラス転職とは、高い年収ややりがいのある仕事を見つけられる転職サイトで、コンサルティング業界や金融業界、外資系企業などの企業が多く登録されています。

そのため、ZOZOのような転職難易度の高い企業に転職したい方には、ハイクラス向けの転職サイトを利用するのがおすすめです。

おすすめのハイクラス転職は、DodaXです。

ヘッドハンターとは、企業を紹介する人のことです。

DodaXのヘッドハンターは、各業界に精通しており、完全無料で応募・面接日程調整から選考対策までサポートしてくれます。

以下にDodaXがおすすめな人を紹介しているので、ご自身に当てはまっていないか確認してみましょう。

ZOZOに関するよくある質問

質問①：ZOZOは激務なのか？

結論から述べると、ZOZOは激務ではないと言えます。

実際にZOZOを退職した方の口コミによると、以下のような「働きやすさ」が見られました。

物流部門では、年中無休で稼働しているので、シフトによって年末年始やGWなども出勤となる可能性があるがシフトは基本的に希望した休日を自由にとれ、有給や時間給も取れ、完全消化しているひとも数多くいるなど、ワークライフバランスはかなりいい環境にあると言える。

参考：ライトハウス

ZOZOBASE（検品や入出庫を担う部署）では、ワークライフバランスは取れます。

残業時間は1時間/月くらいです。

土日に出勤することもありますが、有給かなりとりやすい環境にあります。

（デザイナーは）、休日週2日は必ずあった。

残業は毎月平均だと45時間程。

案件のスピードが早く、内容変更があったり急な案件が入ることがあるので、納期間近は平日にプライベートの予定を入れることができない。

ただし、デザイナーといった職種に限っては残業時間が発生することもあります。

まとめ：ZOZOへ転職できるようにしっかりと対策しよう

いかがでしたか。

この記事では、「ZOZOの年収」について解説しました。

また、「ZOZOの働き方」や「ZOZOの転職難易度」についても解説しました。

ZOZOへの転職を考えている方は、今回解説した対策法も参考にして、ぜひ転職へのファーストステップを踏み出してみましょう。